みなさま
カンファレンスで「食事摂取できないが点滴治療を固辞される患者さん」の症例提示がありました。ご家族は点滴を希望されています。しかしながら悩ましいのは、
こういう状況ではDecision making capacity(意思決定能力)
把握するポイントは”CURVES”というmnemonics(
”CURV”まではdecision making capacity があるかどうか?
”ES”は緊急治療が患者同意なしに提供されうるか?
についての指摘です。
![](http://sadametal.com/wp-content/uploads/2021/09/unnamed-11-300x87.jpg)
記載すると当たり前の内容なのですが、、、
・患者は治療選択肢について意思疎通ができるか?
・選択の結果として生じるリスク・ベネフィット・ 別の選択肢などについて理解できるか?
・選択の決定について患者が論理的に考え、 論理的な理由を提示できるか?
・患者の価値観に基づいた決定になっているか?
・患者は治療選択肢について意思疎通ができるか?
・選択の結果として生じるリスク・ベネフィット・
・選択の決定について患者が論理的に考え、
・患者の価値観に基づいた決定になっているか?
ということを把握し、decision making capacityを把握します。
また、
・患者の幸福に対して重篤で緊急なリスクがあるか?
・他の代替選択肢の提示は可能か?
などを把握できると良いと思います。
・患者の幸福に対して重篤で緊急なリスクがあるか?
・他の代替選択肢の提示は可能か?
などを把握できると良いと思います。
患者さんと実際お話ししてみた僕の印象としては、 CURVについてご本人のdecision making capacityは厳しそうな印象でした。ご家族とともに「 ご本人が元気だった時に、 延命治療についてどう考えると想像できるか」について話し合い、 代理決定を促すと思います。 その際にはESについても理解いただき、 それらを踏まえた方略を提案すべきかと思いました。
いつもなかなか難しい問題ではありますが、 一助になれば幸いです。