みなさま
カンファレンスで「食事摂取できないが点滴治療を固辞される患者さん」の症例提示がありました。ご家族は点滴を希望されています。しかしながら悩ましいのは、
こういう状況ではDecision making capacity(意思決定能力)
把握するポイントは”CURVES”というmnemonics(
”CURV”まではdecision making capacity があるかどうか?
”ES”は緊急治療が患者同意なしに提供されうるか?
についての指摘です。
記載すると当たり前の内容なのですが、、、
・患者は治療選択肢について意思疎通ができるか?
・選択の結果として生じるリスク・ベネフィット・ 別の選択肢などについて理解できるか?
・選択の決定について患者が論理的に考え、 論理的な理由を提示できるか?
・患者の価値観に基づいた決定になっているか?
・患者は治療選択肢について意思疎通ができるか?
・選択の結果として生じるリスク・ベネフィット・
・選択の決定について患者が論理的に考え、
・患者の価値観に基づいた決定になっているか?
ということを把握し、decision making capacityを把握します。
また、
・患者の幸福に対して重篤で緊急なリスクがあるか?
・他の代替選択肢の提示は可能か?
などを把握できると良いと思います。
・患者の幸福に対して重篤で緊急なリスクがあるか?
・他の代替選択肢の提示は可能か?
などを把握できると良いと思います。
患者さんと実際お話ししてみた僕の印象としては、 CURVについてご本人のdecision making capacityは厳しそうな印象でした。ご家族とともに「 ご本人が元気だった時に、 延命治療についてどう考えると想像できるか」について話し合い、 代理決定を促すと思います。 その際にはESについても理解いただき、 それらを踏まえた方略を提案すべきかと思いました。
いつもなかなか難しい問題ではありますが、 一助になれば幸いです。